クマムシが月に置き去りになって5年。彼らが月に住みついた可能性はあるのか? (3/5ページ)

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 乾眠しているクマムシは、ほとんど死んでいるかのように見えるが、きちんと生きており、また水が戻ってくれば復活する。ただし絶対ではない。

 ただ乾燥に耐えられるだけでなく、この状態ならマイナス272度から150℃までの極端な温度でも数分間生き延びることができる。

 おまけに放射線にも強くなり、4400グレイのガンマ線にも耐える。ちなみに40~50000グレイの線量は、ほぼあらゆる物質を殺菌できるもので、人間なら10グレイでも致命的なものだ。

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目覚めているときのクマムシ / image credit:Schokraie E, Warnken U, Hotz-Wagenblatt A, Grohme MA, Hengherr S, et al. / WIKI commons・月に置き去りにされてから5年、クマムシはどうなったのか?
 これほどのタフなクマムシは、月に墜落した後どうなったのだろうか?激しい衝撃を生き残り、月という新天地で元気に暮らしているのだろうか?

 だがフランス国立自然史博物館のローラン・パルカ氏の考察によれば、その可能性は低そうだ。

 クマムシが月で生き延びるには、まず最初の激しい衝突に耐えねばならない。だが、これは問題なさそうだ。

 まるで銃弾のように射出された過去の実験では、クマムシが時速2600kmの衝撃に耐えられることが確認されている
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