「話し方」本を読んで勉強したのに...なぜか残念? そんな人に必要な「考え方」。 (3/4ページ)

東京バーゲンマニア

人間は常に緊張感を保つことは難しいので、どれだけ気をつけて話そうと思っても、考えていることが露呈してしまう瞬間があります。それがSNSによって拡散され、我々の目に入るようになったのです。

ビジネスもプライベートも、だれかと長期的な関係を築くには、信頼感が不可欠です。社会人になって求められる頭のよさは、信頼を伴う頭のよさなのです。

私も新人のとき、周りから、賢く思われようと、必死で賢いふりをしていた時期がありました。正確には、賢いふりと賢いふるまいの違いもよくわからず、必死でした。

しかし、あるときクライアントからこう言われたのです。「安達さん、そういうのはいいからさ、ごまかさないではっきり言ってよ」と。

賢いふりをすればするほど、残念ながら、バカに見えてしまいます。誤魔化せたと思っているのは本人だけで、とくに頭のいい人には、すぐに見破られます。話し方だけでは、信頼を得ることはできないのです。

これはのちに気づいたことですが、テクニックに頼ることで陥ってしまう「ジレンマ」にこのときの私はハマりかけていました。

たとえば、話し方や会話、聞き方の本でよく書かれているのは、「オウム返し」のテクニックです。これは、相手に「話を聞いている」「共感している」ことを示す、とても大事なテクニックです。

しかし、想像してみてください。そのつどオウム返しをされるとどう感じるでしょうか?

この人、ちゃんと話聞いているかな? 私をバカにしているのか?

と思うのではないでしょうか。

話を聞いていると示そうとしたのに、逆に「聞いてない」と疑われてしまう。賢いと思われようとして、逆に、バカに見えてしまう。これが真面目な人ほど、陥りがちなテクニックのジレンマなのです。

繰り返しになりますが、話す前にちゃんと考えるということは、型に当てはめることでも、テクニックで賢いふりをすることでもないのです。

とはいえ、型に頼りたくなるときもあるでしょう。大事なのは、「型」はあくまで、考える"きっかけ"ととらえることです。

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