図太さ横綱級!藤原実資があきれた平安時代の相撲人・越智富永とは何者か?【光る君へ 外伝】 (2/3ページ)

Japaaan

対戦相手は縣為長(あがたの ためなが)、コイツを倒せば、天下に我が名が……。

轟くなんてことはなく、富永はアッサリ負けてしまいました。

実資「何だ、まったく口ほどにもないな」

富永「いえいえ、それがしは本番に強いタイプでして……」

とか言ったかどうかはさておき、7月27日にいよいよ召合(めしあい)。天皇陛下のお召しによって行われる本試合です。

富永は五番目に出場、今度の相手は伴勝平(ともの かつひら)でした。

よぅし、コイツを倒して今度こそ……勝ちたかったのですが、そう上手くは行きません。この召合においても、奮闘むなしく黒星を喰らってしまいます。

実資「何じゃ、結局ダメだったではないか」

富永「いえいえ、勝ちがあれば負けもあってこそ勝負というもの……」

とか何とか言ったかどうか、結局いいとこなしだったのでした。

後日談

「いい加減にせんか!」ねじふせられる富永(イメージ)

しかし、ここでフェイドアウトするようなタマではありません。

7月29日、実資が相撲節会に出場した相撲人らをねぎらうため、祝宴を開いた時でした。

実資「あっ、彼奴は!」

何と、富永は呼ばれもしないのにやって来て、散々飲み食いしていたのです。

富永「いやぁ、皆様がた。お疲れ様にございましたな。見事な健闘ぶり、感服いたしました……」

まるで勝者のような振る舞い、何だったらここぞとばかりに顔と名前を売ろうと必死に営業をかけています。

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