ハイヌウェレの彫像【象の鼻テラス】 (1/2ページ)

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みなとみらいPRセンターのプレスリリース画像
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象の鼻テラスでは、2024年4月13日(土)- 29日(月・祝)の期間、横浜トリエンナーレ組織委員会と連携した屋外アート展示企画で、久保寛子の「ハイヌウェレの彫像」(2020年)をご紹介します。

象の鼻テラスでは、2024年4月13日(土)- 29日(月・祝)の期間、横浜トリエンナーレ組織委員会と連携した屋外アート展示企画で、久保寛子の「ハイヌウェレの彫像」(2020年)をご紹介します。


アーティストステートメント


[資料: https://files.value-press.com/czMjYXJ0aWNsZSM3NTc3NiMzMzQyNDgjNzU3NzZfTU9CVEFEUWRLVS5qcGc.jpg ]
ハイヌウェレとはインドネシアの神話に登場する女神で、殺されたその体から食物が生まれたとされます。 日本神話におけるオオゲツヒメの逸話のように、同型の神話が世界各地に点在することから、民俗学者のアドルフ・イエンゼンがそれらをまとめて“ハイヌウェレ型神話”と名付けました。

この作品を構想していた2020年、世界は新型ウイルスの脅威に晒され始め、私はこの社会や人類の未来に不安を感じるようになりました。 その不安は自身の関心をより根源的、原始的なものへ向けさせ、世界の古代神話や縄文土器/土偶をはじめとした日本の考古学に創作のヒントを求めました。

作品の表面に使用している“土”は人間の創作活動において最も古い素材の一つであり、世界や人間の始まりを“泥”や“粘土”として表現する神話も多く存在します。 異常気象による土砂災害や河川氾濫などの水害が多発している現代においても、“土”は我々に色々なイメージを喚起させる物質と感じます。 仰向けに寝そべる断片化された女性像は、雨や日光や風の影響を受けて時間とともに変化します。

作品が作る空間や土の表情を身体で体感していただけたら幸いです。

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