5,300年前のミイラ「アイスマン」のタトゥーは現代的な技術を使って彫られていたことが判明 (3/4ページ)

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 こうしたやり方でラインを入れるにはたくさんの刺し傷が必要で、新しい突き傷は前の傷にすぐ隣りあうことになり、結果的に小さな円形の傷が連なって一本のラインになる。

 実験的に入れた新しいタトゥーとエッツィのタトゥーの両方とも、同じような状態になっているのが観察された。

 古代入れ墨の専門家で研究の筆頭著者であるデター・ウルフ氏は、手彫りの刺青の線の形は、使用した針先の形によって決まるという。

 エッツィの刺青は、針で開ける穴よりも少し大きい、革に穴を開ける道具である錐(きり)のようなもので彫られたと推測している。

 このことは、古代のタトゥー用の錐が通常の道具として誤って分類されている可能性があることを意味するという。

 現代のタトゥーは手彫りと機械彫りの2種類があり、日本にも和彫りと呼ばれる、彫り師が手彫りで美しい絵を彫りこんでいく技術がある。

 この研究は『European Journal of Archaeology』(2024年3月13日付)に発表された。
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