5,300年前のミイラ「アイスマン」のタトゥーは現代的な技術を使って彫られていたことが判明 (1/4ページ)
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考古学者、歴史家、タトゥーアーティストたちの国際チームが、あの有名な5300年前のミイラ、アイスマン(エッツィ)のタトゥーと、現代人の皮膚に施されたタトゥーを比較してみた。
さらに研究者は体を張って、自らの体に様々な手法でタトゥーを彫る実験も行った。
その結果、アイスマンの多くのタトゥーは、一部の研究者が示唆したように皮膚を切るのではなく、先端が尖った錐(きり)のような道具を使い、現在でも一般的に使用されているタトゥー技法の「手彫り」で彫られていたことがわかったそうだ。
・5300年前を生きたアイスマンの体に刻まれた多数のタトゥー
アイスマン(エッツィ)は、1991年にイタリアアルプスでハイカーによって発見された。見事に保存されたその遺体から、彼はおよそ5300年前に背中に受けた矢の傷が原因で亡くなったことが判明した。
さらに、エッツィの体には腰、腹、下肢、左手首など、61のタトゥーがあり、これらがどうやって彫られたのか、研究者たちは疑問に思っていた。
これまでの研究では、先端のとがった道具で手で突く、皮下タトゥー、手で叩く、切開するといった4つの可能性が指摘されていた。
タトゥーの多くは短くまっすぐなラインであることから、鋭利な石などで皮膚を切り開き、灰などの着色料を入れる切開方法で彫られた可能性が高い。
研究チームはこれを裏付けるより強力な証拠を探し求めた。