鮮明!最強のMRI装置の驚異の解像度で脳内がくっきり (2/4ページ)
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(左)一般的な病院の3Tスキャナー画像、(中)一部の幸運な研究者が使用できる7Tスキャナー画像、(右)最新の11.7Tスキャナー画像。違いがはっきりわかる / image credit:CEA・イズールトMRI装置の優れた点
検査を受けたことがある人ならわかると思うが、まず技師から言われるのは〝絶対に動かないで〟ということだろう。
これは重要なことだ。ほんのわずかに動いただけでも、本来はないはずの〝異物〟が発生してしまい、画像がぼやけて損なわれてしまう可能性があるからだ。
工事現場のような大音量が絶え間なく響く棺桶のような機械の中で、まったく動かずにじっとしているのは結構つらい。
検査は数分で済むほうが遥かに快適だろう。イズールトにはそれができるのだ。
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さらにイズールトはただ仕事が早いだけではない。その詳細な画像のおかげで、生きている人間の健康な脳と病に冒された脳を非常に細かいレベルで研究することができる。
例えば、アルツハイマー病やパーキンソン病の研究において、こうした詳細画像から脳のさまざまな部位で起こっている神経変性について新情報が得られ、より良い診断につながる可能性がある。
これくらい大きな磁場強度のスキャナーを使うと、従来のスキャナーでは検出できない化学信号をとらえることもできる。
そのひとつは、双極性障害の治療に使われることもある薬物のリチウムだ。
このスキャナーを使えば、薬物がどのように脳内に分布するかを確認することができ、その薬物がどのように作用しているのかをより深く理解できるという。