鮮明!最強のMRI装置の驚異の解像度で脳内がくっきり (3/4ページ)
「このイズールト・プロジェクトによって、まったく新しい世界が目の前に開けました。それを探索することに興奮を隠せません」プロジェクトリーダーで、フランスの原子力・新エネルギー庁(CEA)の研究ディレクター、ニコラ・ブーラン氏は語る。
私たちの目標は、2026年から2030年までに神経変性疾患だけでなく、統合失調症や双極性障害などの精神医学に該当するその他の疾患も調査することです。
認知科学も私たちの研究における重要な鍵となるでしょう(ニコラ・ブーラン氏)
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ここまで詳しいことがわかる高解像度画像は、非常に多くの研究に役立つ可能性がある / image credit:CEA・イズールトMRIの開発
イズールトMRIの開発は、ほぼ20年にわたって行われた。
磁石の作製、機器の設置、鮮明な画像撮影を可能にする造影剤の開発、こうした最強スキャナーを最大限に活用するための新しい方法の考案などに、200人以上の人たちが関わってきた。
重量132トンのこの機器は、長さ5m、幅5mで、182kmの超電導ワイヤを内臓する。液体ヘリウムを使って磁石をマイナス271.35℃まで冷却して使用する。
「およそ20年にわたる研究開発プロジェクトの集大成をこの目で見ることができて、とても誇らしく思います」CEAの基礎研究部長アン・イザベル・エティエンヴル氏は語る。
神経科学者、物理学者、数学者、医師たちが協力して、健康な脳と病気の脳がどのように機能しているのかをより深く理解するのに役立つツールやモデルを開発し、人間の脳の探求視野を広げたのです追記:(2024/04/12)タイトル・本文を一部訂正して再送します。