いつ、何のために作られたのか?最も古いものは?世界に点在する古代の巨石建造物 (2/6ページ)

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 このタイプの中には世界でもっとも知られている巨石もいくつかあるが、その正確な目的や社会的意味は、たくさんの仮説や示唆、当て推量はあれども、依然として決定的なものはない。

 もうひとつは、ドルメンと呼ばれる墓や葬儀の部屋だ。

 これらは円形または多角形の形をしていることが多く、たいてい大きな石のブロックが使われている。土で覆われていたり、石で囲まれ古墳のようになっているものもある。

 ここにはたいてい石板があって、それを動かして密閉することができるようになっている。

 時代が進むにつれ、イースター島のモアイ像のようにメンヒルでもドルメンでもない形状のものが出てくるようになり、巨石建造物のカテゴリーの解釈は拡大され、世界中にあるほかの形態のものも含まれるようになった。

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新石器時代後期に建てられたとされるスコットランド、カラニッシュのストーンサークル / photo by iStock

では、世界の巨石建造物の中で最も古いと言われるものを3つほど見ていこう。・ギョベクリ・テペ(トルコ)
 古い巨石建造物といえば、トルコの寺院遺跡ギョベクリ・テペがすぐに浮かぶだろう。といっても これはあくまで推測だが、およそ1万1500年にアッパー・メソポタミアで建設されたとされている。

 巨大なT字型の柱など円形構造物がいくつかある。柱の一部には複雑な彫刻が刻まれている。

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現在のトルコにあるギョベクリ・テペ。
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