いつ、何のために作られたのか?最も古いものは?世界に点在する古代の巨石建造物 (4/6ページ)
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アスワン・ヌビア博物館によるナブタ・プラヤの環状列石の復元 / image credit:WIKI commons
この遺跡はおよそ7000年前に遊牧民のルアト・エル・バカールによって造られたとされていて、太陽の動きを追跡し、モンスーンの到来を予測するために使ったと考えられている。
当時、石が建てられているこの場所は砂漠だったが、雨季になると湖が出現する緑豊かな環境だったという。
この遺跡は1970年代に、ダム開発によって損傷の危険があるとされる古代建造物を見つけ移転するため、ユネスコから資金提供を受けた取り組みによって初めて確認された。
ここからは、新石器時代中期の竃、文化的遺物、家畜の骨など多くの遺物が見つかっていて、一年の特定の時期に遊牧民がナブヤ・プラヤを訪れていたことがわかる。
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・カラクプーマ(ペルー)
エジプトにピラミッドが出現する何世紀も前、ストーンヘンジが建造されたのと同時期に、現在のペルーの狩猟採集民族は独自の巨石建造物を造っていた。
ペルーアンデスのカハマルカにあるカラクプーマの遺跡では、古代の人々が巨石を同心円状にはりめぐらした周囲18メートルの壁を造った。
現在、これはおよそ4750年前のものとされており、この地域最古の円形広場とされている。