数百万人のゲーマーが腸内細菌の進化の解明に貢献 (1/4ページ)
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AIもすごいが、人間のゲーマーだって負けていない。大人気ゲーム『ボーダーランズ3』を愛する世界中450万人のゲーマーのプレイによって、膨大な腸内細菌叢のDNA解析が大きく進んだそうだ。
これはゲーム内のミニゲーム『ボーダーランズ・サイエンス』を利用した独創的なアイデアで、そのパズルをクリアしてもらうことで、100万種類以上の腸内細菌叢の進化をたどることができたという。
最高コンピューターアルゴリズムですら未だ成し遂げられていない偉業は、『Nature Biotechnology』(2024年4月15日付)で報告されている。
・無数の腸内細菌はどのように進化してきたのか?
私たちのお腹の中には無数の腸内細菌が潜んでいる。
普段は意識しないが、こうした腸内細菌叢(腸内フローラ)は、私たちの体の機能や健康にとても大切な役割を果たしている。だから、どの細菌がどのような働きをするのか理解できれば、私たちの健康維持に大いに役立つことだろう。
そんなわけでこれまで科学者たちは無数の”うんち”からせっせと腸内細菌を回収し、膨大な量のDNAデータを集めてきた。
これを分析すれば、お腹の中のミクロの世界についてさまざまなことがわかる。
たとえば、遺伝子が似たもの同士を整理してまとめれば、腸内細菌がどのような進化を遂げてきたのか、その道筋がわかるだろう(進化の結果、腸内細菌を超えた細菌もあるかもしれない)。
DNAが同じような細菌なら、お互いに近い関係にあると推測できる。問題は、どれだけよく似ていようとも、DNAに必ず違いがある点だ。
微妙な違いだとしても、種類が違う以上、どこかは違っている。