GW特集!日本全国「男はつらいよ」穴場観光スポット30【画像】寅さんとマドンナが愛した風景 (4/4ページ)
そんな危ういシーンが楽しめました」
“永遠のマドンナ”リリー登場作以外で人気が高い作品に、兵庫県龍野でロケをした『寅次郎夕焼け小焼け』(76年)がある。
「あれも芸者でしたね。太地喜和子が演じたマドンナは、リリーと同様に寅さんと同じ体温を持っていました。観ているほうも、うまくいくんじゃないかと思った」(秋本氏)
だが、うまくいかないからこそ、シリーズは長く続いたのである。
51作目となる新作の布石か
そして今年、松竹が展開する「Gо!Gо!寅さん」プロジェクトは、“51作目となる新作の布石か?”という憶測も呼んでいる。
「山田監督は92歳でまだ元気ですし、第50作『おかえり寅さん』(2019年)では寅さんは死んでいないことになっていたので、第51作もありえるかもしれません。人生100年時代、寅さんが今もどこかで生きていてもおかしくない」(前同)
仮に新作が実現しなくとも、寅さんは、多くの人の心の中で永遠に旅を続けているはずだ。
読者の皆さんも、これからの新緑の季節、寅さんのように気ままな旅に出かけてはいかがだろうか。もしかすると、マドンナとの出会いがあるかも……。
【画像】寅さんとマドンナが愛した風景