「余計なお世話かも...」と、つい悩んでしまうあなたへ。役立つ《気づかい》のヒント。 (3/4ページ)

東京バーゲンマニア

あの人は自分のことを「見てくれている」「覚えてくれている」と感じられると、安心しますよね。相手にそう感じてもらうコツは、「細々とした仕事を誰がやっているか、把握しておく」こと、そして「感謝を伝える」ことだといいます。

あなたは、あなた自身が「されて嬉しかったこと」を続けていくだけです。「返報性の法則」といって、あなたが発したことは、いずれ相手からも同じように返ってきます。

本書では、「できそうなのにできていない、絶妙な気づかいシーン」が多数紹介されています。ビジネスパーソン向けではありますが、気づかいはビジネスマナーともコミュニケーションスキルとも違う、人として基本的な心がけのようです。

読んでいて、個人的な体験とリンクするところがありました。先日、迷子らしき子どもを見かけたときのことです。とっさに声をかけようとする自分と、「ひょっとしたら近くに親がいるかもしれず、声をかけたら不審者と思われかねない」とためらう自分がいました。結局、ハラハラしながら声をかけ、案内所まで連れていきました。ここで思い出したのが、迷子になった息子を通りすがりの人が交番まで連れてきてくれたときのことです。人からされて嬉しかった気づかいを、今度は自分がしたのだなと腹落ちしました。

せっかくの気づきを、わいてくる感情を、大切にしていいのですね。周りの目を気にして生活するうちにブレていた自分軸が、いま一度くっきりした気がします。ちなみに、「60点」くらいの気づかいでいいそうです。自分に正直に、気づかいが自然とできる人になれたらと思いました。

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