太陽ホールディングス・太陽インキ製造が新しい技術開発センター「イノヴァリー」開設。嵐山から世界へ
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太陽ホールディングスによる初の技術開発センターが開設された。その名も「革新の渓谷」を意味する造語「InnoValley(イノヴァリー)」。大自然に囲まれたロケーションに建設された地上6階の建物で、1階から3階はラボエリア、4階から6階はオフィスエリアとなっている。
オフィスエリアでは「仕事する場所は自分で選ぶ」という考えに基づいた開放感あふれる作りが特徴。4月24日、施設のある埼玉県の嵐山にてInnoValley開設に伴い、記者発表会と内覧会が開催された。
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発表会は、太陽ホールディングス株式会社の代表取締役社長・グループ最高経営責任者の佐藤英志氏の挨拶からはじまった。佐藤氏は「知的生産性の向上とコミュニケーションが活発化する施設内構造と新規事業・製品開発に繋がるよう最先端設備と新規設備の導入」がポイントだと紹介し、開設に至った経緯は「エレクトロニクス事業における需要と太陽インキの社員の増加」とのこと。
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1階から3階(3階更衣室は除く)の内装設計は大成建設、4階から6階はDRAFT inc.が担当。今回InnoValleyを建設する際、動線の最適化や部屋の配置など実際に社員の意見が反映されているため、作業効率のアップや社員のポテンシャルを最大限に引き出すことも期待されているとのこと。
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1階から3階のラボエリアでは、太陽インキ製造が世界No.1メーカーを誇るソルダーレジスト(SR)をはじめとした製品の技術改新を進めるため、新規導入などの設備環境が整えられている。開発部門を中心とした社員のワークショップの意見が反映されていることから、無駄のない開発の流れが可能になった。
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4階から6階のオフィスエリアは、嵐山渓谷を感じられるダイナミックな空間。部署内外問わずに関わり、コミュニケーションをとれる構造になっている。「環境を変えながら、いき詰まった時には違うところで仕事をしてみる。偶発的に積極的にいろんな人と関わることにより、新たな今まで思いつかなかったことが思いつくのではないかと思っています」「上の世代からこれをやりなさいというよりかはボトムアップで自分たちで考えをもって物を開発してほしい」とDRAFT inc.のシニアディレクター中村嶺介が説明した。
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実際に、4階から6階のオフィスエリアでは固定席とは別にABW(Activity Based Working)エリアが設けられている。ABWとはその時々の仕事の内容に合わせて作業をする場所を自由に自分で選ぶという考え方である。InnoValleyではABWフロアが2フロア分設置されており、嵐山の景観を活かし、個人作業ができる空間が多く用意されていた。個人での作業だけではなく、複数での会議や打ち合わせができるスペースなど様々な用途で使用できるスペースも充実していた。
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