タイムマシンなのか?ロンドンの墓にある伝説の開かずの霊廟 (1/7ページ)

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タイムマシンなのか?ロンドンの墓にある伝説の開かずの霊廟
タイムマシンなのか?ロンドンの墓にある伝説の開かずの霊廟

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 英ロンドンの歴史あるブロンプトン墓地の門を開けるのは、この町の歴史書を開くようなものだ。

 古くからあるこの墓地にはいくつものエピソードがある。

 女性参政権活動家のエメリン・パンクハーストが眠るだけでなく、ピーター・ラビットの生みの親、ビアトリクス・ポターが、16万平米の敷地内を歩き回って墓石から作品に使う名前を拝借した場所でも有名だ。

 ここは老若男女、貴賤有名無名問わず、3万5000人を超える故人の墓標が存在する。その中に、実はタイムマシンなのではないかと噂されている開かずの霊廟があるという。

 青銅製の扉でかたく閉ざされた霊廟にはコートイ家の3人の女性が眠っているそうだが、その噂の真相に迫ってみよう。

・青銅製の扉で固く閉ざされたコートイ家の霊廟
 ブロンプトン墓地の中央あたりに、木に囲まれた立派な霊廟(マウソレウム)が建っている。

 ピラミッドのような三角錐の頂をもつ高さ6mの花崗岩の建造物だ。入口は鍵のかかる重たい青銅製の扉でかたく閉ざされている。

 正面には装飾が施され、ドアのへりはエジプトの象形文字の帯で縁どられていて、異質な雰囲気が漂う。

 ここには1850年代始めに建てられ、ハンナ・コートイという女性と彼女の3人の娘のうちメアリーとエリザベスが眠っている。
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