虚構だ!『源氏物語』を読んではならぬ…煩悩の嘘を書いた罪で、紫式部は地獄に堕ちてしまった?【後編】 (4/4ページ)
2000年以上語り継がれ愛されてきた源氏物語
『石山月』(月岡芳年『月百姿』)『源氏物語』を執筆する紫式部wikipedia
小説も映画もドラマも漫画もすべてエンターテイメントとして広く人々に楽しまれている源氏物語も、昔は「嘘」「罪深い」と批判されていた……現代の感覚では理解し難い話です。
当時は、「戒律を破った!淫らな行為を推奨しているとんでもない物語だ!」「こんな物語は読んではいけない」と盛り上がったものの、そうなるとますます読みたくなるのが人情。こっそり読んでいた人も多かったのではないでしょうか。
時の流れとともに、「実在しない人物が何をしようと罪にはならない。よって源氏物語を読むことも問題ない」という意見も登場します。
時代によってさまざまな評価のされ方をしながら、数えられない人が研究したり新たな作品を作ったりしながら、2000年以上の時を経た現代でもその輝きを失わず、愛読され語り継がれている源氏物語。
紫式部は、今頃、望んでいた蓮の花咲き乱れる美しい西方浄土にいて、現代社会を見下ろしつつ、平安時代とはすっかり様変わりしたこの世の中を見つめつつ筆をとっている……そんな姿を想像してしまいました。
蓮の花が咲き乱れる西方浄土のイメージ(写真:unsplash)
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