知っているのに訳せない…翻訳者泣かせの英単語とは? (1/2ページ)
いよいよゴールデンウィーク。
せっかくのまとまった休みということで「今年は海外に」という人も多いはず。海外に行くなら少しばかり練習しておかないと、ということで英語を勉強している人もいるかもしれない。
よく言われているように日本人は英語が苦手。世界中で何億人も使っている言葉なのだから、そんなに難しい言葉ではない、という人もいるが、どんな言葉であれ勉強すればするほど「難しさ」もまた見えてくるものなのである。
◾️翻訳者泣かせの「upset」という英単語そんな、英語非ネイティブの日本人には少しばかり難しい英語表現について、すっきりと解説してくれているのが『なぜ日本人はupsetを必ず誤訳するのか ~ 英語のフレームで考えるということ』(アン・クレシーニ著、アルク刊)である。
「upset」という言葉は、英文を読んでいるとよく目にする。「人を精神的に動揺させる」という意味で覚えている人が多いのだが、この「upset」、プロの翻訳者でも訳すのに苦労する言葉なのだとか。
というのも、「精神的な動揺」が引き起こされる原因は様々だ、驚いて動揺することもあるし、悲しみや苦しみ、あるいは怒りや落胆で動揺することもある。「upset」はこれらをひっくるめて表現できる言葉なのである。
だから「I’m really upset with you.(あなたに本当に怒っている)」という使い方もできるし、「I’m so upset that you lied to me.(あなたに嘘をつかれて悲しい)」という使い方もできるのだが、様々な負の感情が「upset」という一語の中に入り混じっているため、正しい訳とそうでない訳の線引きが難しいのだそう。ぴたりと言い表す日本語が存在しない、厄介な単語なのだ。
◾️「run」「get」「give」…ポピュラーな英単語のポピュラーではない使い方さらに日本人にとってポピュラーな英単語にも、ちょっとした落とし穴を含んでいるものがある。たとエバ「run」。