ロック・ギタリストは即興演奏中に脳内で特定領域が活性化、創造力が促進される (3/4ページ)
ブロードマン45野はブローカ野の一部を構成しており、言語の発声や理解に不可欠とされる領域だ。
即興演奏時に見られたその活動は、主観的感情・ギターの腕前・年齢・演奏の難易度・既往歴・練習量に関わらず、参加者全員で共通していたという。
研究チームによると、このことは「即興演奏における運動制御」と「言語制御における運動計画」が関連しているだろうことを示しているそうだ。
ちなみに過去の研究では、即興演奏では背外側前頭前野にあたる「ブロードマン46野」が活発になることが確認されている。
こちらは、ワーキングメモリ・認知的柔軟性・計画といった実行機能に関係する領域だ。
今回の研究は、ギターの即興演奏を題材に、創造性を生み出す脳の活動に光を当てたものだ。
だが創造性といっても、さまざまなものがあり、ギターの即興演奏はそのうちの一つに過ぎない。
別のタイプの創造的活動では、また異なるの脳領域が関与している可能性もあるため、更なる研究が必要だそうだ。
この研究は『BMC Research Notes』(2024年3月3日付)に掲載された。