なぜSNSでの会話は長い言い争いが続き、ひどい暴言が飛び交うのか? (2/4ページ)
ちなみにここでの毒コメントとは、失礼・無礼・不合理なコメントで、それによって利用者が議論をやめてしまう可能性があるもの」のこと。つまり人格を攻撃したり、誹謗中傷や暴言といったたぐいのものだ。
これはコメントの毒レベルの分析や定量化に利用されたGoogleが開発した機械学習ツール「Perspective API」の定義でもある。
こうした分析から明らかになった重要な事実の1つは、オンラインでの会話が長引くほどにコメントが荒れがちなことだった
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photo by iStock・会話が長引くと2極化し、毒レベルが高くなる
こういったSNSでのやり取りが長引くと、意見はより極端なものに二極化し、コメントの毒レベルも高くなることがわかったという。
注目すべきは、この傾向がSNSプラットフォーム・話題・会話が始まった経緯に関係なく常に一貫していたことだ。
これについて、ローマ・ラ・サピエンツァ大学のウォルター・クアトロチオッキ氏は、「プラットフォームの仕様や議論の話題が重要である一方で、そもそもオンラインでのやり取りに毒レベルを高める要素が内在しています」と語る。・荒れれば荒れるほど積極的に参加する傾向に
こうした殺伐とした傾向の一方で、意外な発見もあった。
それはたとえコメントが荒れても、それによってユーザーが立ち去ったりはしないということだ。むしろ、コメントが荒れる議論ほど、ユーザーは積極的に参加する傾向があるのだ。
「一番驚いたことの1つは、毒コメントがあっても、会話は途切れずに続く傾向があることでした」とクアトロチオッキ氏は言う。
なぜ人々がこうした場に引き寄せられるのか、はっきりした理由はわからない。