なぜSNSでの会話は長い言い争いが続き、ひどい暴言が飛び交うのか? (3/4ページ)

カラパイア



 だがクアトロチオッキ氏によるなら、ユーザーがそのようなやり取りに慣れていたり、たとえ否定的なコメントが多くてもできるだけ建設的に対応しようという戦略が存在するといったことが考えられるという。

 とはいえ過去の研究では、ネットを徘徊する荒らしはサイコパスなナルシストが多いこともわかっている。

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photo by iStock・ネットが荒れるのは人間の本質的な傾向?
 この研究では、SNSプラットフォームや話題にかかわらず、だんだんとコメントの毒レベルが高まっていく一貫した傾向が確認された。

 このことは、この傾向がネットやプラットフォームの仕様、あるいは文化などに特有のものではなく、人間同士のやり取りの基本的な性質である可能性を示している。

 その一方、そうした辛辣な雰囲気でもユーザーが立ち去ることなく、そこに関わろうとする柔軟性は、人々がどのようにSNS環境に適応・管理するのかを理解するための新たなヒントでもある。

 将来的には、毒コメントの分析技術をさらに洗練させ、ネットでの人間の振る舞いについて理解を深めるとともに、オフラインの場でも分析を行い、人間のやり取りに内在する荒らしの性質について究明する必要があるとのことだ。

 この研究は『Nature』(2024年3月20日付)に掲載された。
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