冷凍した人間の脳組織を解凍した後も正常に機能する技術開発に成功 (1/4ページ)
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脳組織は従来、凍結と解凍の過程で機能を失いがちだったが、新たな技術がその課題を克服した。なんと人間の脳組織を冷凍保存する画期的な技術が開発されたそうだ。
その技術は新たな化学混合物を使用するもので、その混合物の中で冷凍した脳組織は、解凍時もほぼ損傷なく元戻りにでき、さらに再び機能・成長させることもできるという。
このたび明かされた脳の冷凍保存技術は、医学的な脳研究の躍進に貢献するだけでなく、いずれは脳丸ごとの保存やコールドスリープなんて夢の技術にもつながりそうだ。
・脳を冷凍保存する方法
食材なら冷凍することで長期保存が可能となり、解凍しても味が変わらないままおいしく食べられるものもある。だが、これが複雑な脳の組織となるとそうはいかない。
これまで、脳細胞は冷凍に耐えられず、解凍しても元のようには機能してくれなかった。もしも脳も冷凍保存が可能となり、解凍しても同様に機能するのなら、脳の研究がグッとやりやすくなるはずだ。
そこで中国、復旦大学の研究チームは、ヒト胚性幹細胞(ES細胞)から4mmほどの大きさの脳オルガノイドを作り出し、これを実験台にどうにか脳の冷凍保存をする方法がないか探ってみた。
「オルガノイド」とは、人間の幹細胞から作られた本物のように機能するミニチュア臓器のこと。つまりミニ脳のことだ。
脳オルガノイドなら脳そのままの構造や結合をもち、脳そのままに機能する。ゆえにバイオコンピューターとしての利用も研究されている。