詮子と倫子の暗躍?なぜ定子は出家?長徳の変、時系列おさらい…大河ドラマ「光る君へ」5月19日放送振り返り (6/7ページ)
なぜ定子は出家したのか?
長徳2年(996年)5月1日、検非違使たちに邸内へ踏み込まれて出家した藤原定子。
いきなり短刀を奪う場面は創作ながら、なぜ彼女は自ら髪を裁ち落としたのでしょうか。
その正解は当人に訊かねば分かりませんが、考えられるのは身の危険を避けるためと考えられます。
中宮にしてみれば、検非違使とは言え素性の知れない粗野な男たちに何をされるか分からない恐怖があったことでしょう。
落飾・出家してしまえば俗世の身ではなくなりますから、大抵の人間には手が出せなくなります。
かの『源氏物語』においても、ヒロインたちが出家した後は、あの光源氏でさえ手が出せなくなっていました。
それほど神仏の罰を畏れた時代だったからこそ、定子は貞操を守るために出家を決断したのだと考えられます。