清少納言・和泉式部・赤染衛門…紫式部は同時代の女性たちをどう評価したのか?【前編】 (3/3ページ)
誠実でなくなってしまった人の果ては、どうして良いものになるでしょうか)
紫式部が、なぜこれほどまでに清少納言に対する辛辣な批判を日記に残したのか、その理由ははっきりしていません。
公平さを欠く評価【後編】で解説しますが、紫式部は同時代を生きた和泉式部や赤染衛門についても評価しています。
そこでは、彼女たちの素行はともかくとして文才があることはしっかり認めるという視点の公平さが特徴的です。
そんな式部でも、こと清少納言については、その文才すらも論外としたくなるような気持ちがあったのでしょう。
実際、『枕草子』の文体や、数々の記録から知られる清少納言の男女関係からも、彼女の気丈で強気な性格は明らかです。敵を作りやすいタイプだったことは容易に想像がつきますね。
【後編】では、和泉式部と赤染衛門に対する紫式部の評価を紹介します。
参考資料:
歴史探求楽会・編『源氏物語と紫式部 ドラマが10倍楽しくなる本』(プレジデント社・2023年)
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