痛烈批判あれば大絶賛も…紫式部は、清少納言・和泉式部・赤染衛門をどう評価したのか?【後編】 (4/5ページ)
源倫子に仕えた女流歌人「赤染衛門」(演: 凰稀かなめ)、和歌の才能は百人一首にも選ばれるほど【光る君へ】
倫子が藤原道長に嫁ぐと、その長女・彰子の女房となりました。紫式部の先輩にあたるわけです。
式部は、そんな先輩について、
ことにやむごとなきほどならねど、まことにゆゑゆゑしく、歌詠みとてよろづのことにつけて詠み散らさねと、聞こえたるかぎりは、はかなき折節のことも、それこそ恥づかしき口つきにはべれ。
(特別な権威とは評価されていませんが、いかにも風格があり、歌人だからといっていろいろな場面で詠み散らかすこともなく、世に知られているものはみな、何気ない時節の歌にしても、私が恥ずかしくなるような詠みぶりです)
と絶賛しています。
彼女が評価した通り、赤染衛門は勅撰集に70首以上が選ばれ、歌集を残すほどの優れた歌人でもありました。
