福岡三大うどんチェーンの一角「ウエスト」ついにカップ麺化! やわらか麺×ごぼう天うどんの再現度やいかに (3/3ページ)
やわらかさとコシを両立したノンフライ麺
麺は、厚みがあって縮れのついたノンフライ麺のうどん。
麺表面につるみはありますが、厚みがある割にノンフライ麺としては弾力がややおとなしめ。
他の博多うどんを再現したカップうどんでも、麺は基本的に硬めのものが多く、やわらかい食感の再現は難しいのかもしれません。
規定の湯戻し時間以上に時間を置くとやわらかくなるでしょうが、そうすると今度はつゆが冷めてしまうおそれがあるため、あまりおすすめできません。
そもそも、お店の麺は博多うどんらしいやわらかさがありつつも、コシのある麺を標榜しています。
必ずしも一般的な博多うどんのやわらかい食感を目指しているわけではないようです。
今回の麺も博多うどんとしてはちょっとコシが強めではありますが、やわらかさとコシを両立しようとする意図がハッキリ感じ取れる麺でした。
ごぼう天とわかめがユニークな武器に
具は、ごぼう天、わかめ、ネギが入っています。
お店のごぼう天うどんにはわかめは入っていないようなので、ごぼう天うどんにわかめをトッピングしたイメージでしょうか。
ごぼう天は小さいものがたくさん入っており、ごぼう自体はそれほど存在感が強いわけではなかったですが、揚げ玉的な香ばしさが目立っていました。
時間経過とともにだしの濃いつゆが染み込んで、どんどんおいしくなっていきます。
わかめも脇役として十分な量が入っており、わかめの磯風味がだしの魚介と好相性。
他のごぼう天カップうどんにはない特徴なので、この商品の大きな武器と言えそうです。
いつも食べるカップうどんと差別化できている濃いだしのつゆにノンフライ麺のうどんを合わせ、ごぼう天やわかめもたくさん入った間違いのない良品で、本格的な味わいです。
「どん兵衛」や「赤いきつね」とは、いりこだしが強い硬派なつゆやノンフライ麺、さらに揚げ玉のようなごぼう天やわかめなど、差別化できる部分がとても多く、いつも食べるカップうどんとは趣の異なる味を楽しめました。
いずれ、福岡三大チェーンの他2店「資さんうどん」や「牧のうどん」のカップ麺も食べてみたいですね。