古代マヤ人にとって割れた鏡は異世界への道筋だった (2/4ページ)

カラパイア



[画像を見る]

photo by iStock・彫刻に残された儀式の様子
 神と人間のこうしたやりとりは、メキシコ、チアパス州にあるヤシュチランというマヤ文明の遺跡の彫刻に詳しく描かれている。

 刻まれている碑文によると、8世紀の支配者が正面に3つの扉がある建物を奉納したという。

 扉の上部には水平に渡された石の梁、リンテル(まぐさ石)が取りつけられていて、そこに王とその妻にまつわるさまざまな出来事や守護神との会見などが彫刻された祭壇画があった。

 建造物23として知られるこの建物にあったリンテル24と25のオリジナルは、現在は大英博物館に展示されていて、3つ目のリンテル26はメキシコシティにある国立人類学博物館に所蔵されている。

 リンテル24には、支配者が燃える松明を持ち、その妻が自分の舌に、霊的な力を持つとされる黒曜石をちりばめた細いロープを通す痛ましい儀式を行う様子が彫刻されている。

 妻の舌から流れ出した血は鉢に集められ、王が後で火をつけるしきたりになっていたそうだ。

[画像を見る]

ヤシュチラン遺跡のリンテル24 / image credit:The Trustees of the British Museum, CC BY-NC-SA

 リンテル26では、王が妻から儀式用の兜を手渡され、戦いの備えをする場面が表されている。リンテル25には、都市の守護神が姿を表す一連の呪術的な出来事が表されている。
「古代マヤ人にとって割れた鏡は異世界への道筋だった」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る