変なドラマかと思ったけど……。『おいハンサム‼︎2』に“人生の醍醐味”を教わった話 (1/3ページ)

マイナビウーマン

変なドラマかと思ったけど……。『おいハンサム‼︎2』に“人生の醍醐味”を教わった話
変なドラマかと思ったけど……。『おいハンサム‼︎2』に“人生の醍醐味”を教わった話

ドラマ『おいハンサム‼︎』(フジテレビ系)の魅力は、その“豊かさ”である。ごはん時に家族みんなで囲む食卓、お母さんがいってらっしゃいと送り出してくれる玄関先、会社の先輩とランチタイムに滑り込んだ人気の洋食屋さん。なにげない日常のふとした瞬間に、豊かさを感じる。

■恋と家族とご飯をめぐるホームコメディ

娘たちの幸せを願ってやまない父(吉田鋼太郎)、恋愛運がイマイチな長女・由香(木南晴夏)、モラハラ夫と離婚して自由の身になった次女・里香(佐久間由依)、ヒモ同然の彼氏が売れっ子漫画家に進化した三女・美香(武田玲奈)、そんな家族のドタバタを見守る母(MEGUMI)を描いた『おいハンサム‼︎』は、恋と家族とご飯をめぐるホームコメディだ。タイトルの“ハンサム”とは、父がちょっと良いことを言った際に用いられる。いうなれば伊藤家の中で最上級の褒め言葉が“ハンサム”なのだ。

漫画『おいピータン‼︎』(講談社)を中心に複数の作品で構成された本作は、原作者・伊藤理佐のユーモラスな世界観を存分に味わえる実写化作品になっている。2022年1月期に放送された際には、コアなドラマ好きからジワジワと評判が広がり、最終的にはそのクールを代表する作品の一つとなった。

そして今年の4月には『おいハンサム‼︎2』が放送され、6月にはまさかの劇場版が待っている。ドラマシーズン2の放送が終わった今、やっぱり好きな作品だなぁ……としみじみ思う。

■変なドラマだけど、どこか居心地が良い

思い起こせば『おいハンサム‼︎』の第1話はすごく奇妙だった。というのも、卵かけごはんに黄身だけを使っても許されるような自由(どんな自由?)を求めた美香が、一人暮らしをゴネるシーンから唐突に始まったのだ。夢の一人暮らしはスタートするものの、これからは食器などもこだわってみようと意気込んでいた矢先に、沸騰するとピーピー音が鳴る実用的なやかんを携えた父が新居を訪れる。

この時点で、変なドラマかもしれないと思った。

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