人間が使用する医薬品が自然界に流出し、様々な野生動物に劇的な変化が起きている (4/5ページ)
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また別の事例として、カフェインを摂取して精神的に不安定になったままのファットヘッドミノー(北アメリカ原産の淡水魚)や、抗生物質が微生物に与える影響なども知られている。
そうした薬物の作用は人間にはメリットのあるものかもしれないが、それとまったく同じ作用が、野生生物にとって危険なものになるのだ。・世界各地で生態系の薬物汚染が進行中
最近の研究で、104か国の河川1052か所で61種類の医薬品を測定したところ、そのうちの4割以上の地点で、生態系にとって安全とは考えられない量の医薬品が1種類以上検出されたという。
気候変動、生息地の破壊、過剰消費など、今日の生物多様性にはただでさえ大きな負荷がかかっているが、そこに薬物汚染まで加わるのだ。
もちろん医薬品が今後も不可欠なものであることは研究者も認めている。
だがそれを扱う医療従事者たちは、医薬品が環境に与える潜在的な影響についてきちんと教育を受けるべきであると主張する。