室温で何時間も溶けないアイスクリームの開発に成功。秘密はあの成分だった (3/4ページ)

カラパイア



 その結果、普通のアイスクリームは、完全に溶けるまで約2時間だったのに対して、ポリフェノール配合アイスクリームは、4時間経っても金網のうえにあったという。その間に溶けた量は、総重量のたった10%だけだ。

 しかも、ただ溶けにくいだけでなく、ポリフェノールが氷の結晶化を防ぐことで、アイスクリームの滑らかでクリーミーな舌触りがいつまでも保たれたという。これはアイスクリームの品質維持の役にたつ。

[画像を見る]

アイスクリームにポリフェノールをさまざまな分量で配合し、その溶けにくさを確かめる。その結果、室温で何時間も溶けないものもあったという/Image credits: Michael King・味に関しては不明
 ただし肝心のお味はどうかというと、はっきりしたことは語られていない。溶けないアイスクリームを作るために必要なポリフェノールの量が明かされていないからだ。

 ポリフェノールは渋みや苦味の成分でもある。だから、もしかしたらの溶けない代わりに、赤ワインやコーヒーのような渋さが出る可能性もある。

 実際、その点を研究チームも指摘しているのだが、今回の実験で味の検査は行われていないため、具体的なことはわからない。

[画像を見る]

・従来の安定剤よりも優れている
 なおアイスクリームには、その品質や食感の維持や賞味期限をできるだけ長くするために、「グアーガム」や「カラギーナン」といった安定剤が使用されている。

 これらは自然界に存在する物質だが、とりわけ劣化したカラギーナンについてはその安全性に議論があるところだ。
「室温で何時間も溶けないアイスクリームの開発に成功。秘密はあの成分だった」のページです。デイリーニュースオンラインは、社会などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る