フロリダのサボテン種が絶滅、アメリカ初となる海面上昇の犠牲者に (3/4ページ)

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ツリーの名が示す通り、樹木のように背が高い / image credit:Susan Kolterman/Florida Museum

 また、それが咲かせるクリーム色の花は、ニンニクの香りをただよわせ、月明かりに照らされるとキラキラ輝くユニークなもの。

 これは花粉を運んでくれるコウモリを引き寄せるための工夫だ。また鮮やかな赤紫の果実は、ほかの哺乳類や鳥類をも魅了する。

 気候変動により、氷床や氷河が溶けて世界中の海に流れ出ている。さらに海水は温まるとわずかに膨張し、どちらの要因も海面上昇の原因となるという。

 研究者たちは、このサボテンが自然環境で生育する可能性は今後もないと考えている。そこで、フロリダ州環境保護局との協力計画により、野生での再導入が計画されている。

 とは言え、これは解決策というよりは、その場しのぎの処置に終わるかもしれないとポスレー氏は語る。

 このサボテンに適した環境は、それらを支える植物とともに消失しているからだ。

「このサボテンを育てるには、マングローブの林とトゲのある低木地帯が必要ですが、再導入した個体群を生育できるような場所は、ほとんど残っていないのです。
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