フロリダのサボテン種が絶滅、アメリカ初となる海面上昇の犠牲者に (2/4ページ)
そして最後に残された6本もついに死んでしまったことが、『Journal of the Botanical Research Institute of Texas』(2024年7月9日付)で報告された。
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米国内での局所絶滅が確認されたキーラーゴ・ツリーカクタス。その花からはニンニクの香りがする / image credit:Susan Kolterman/Florida Museum・海面上昇による植物絶滅の始まりとなるか?
この報告をした研究チームの1人で、フェアチャイルド熱帯植物園の地域保全責任者を務めるジェニファー・ポスレー氏は、これが海面上昇による植物絶滅の始まりになるのではと懸念する。
残念なことに、キーラーゴ・ツリーカクタスの事例は、低地に生える海岸植物が温暖化から受ける影響を示す前例になるかもしれません(ジェニファー・ポスレー氏)だが、あくまで米国内のキーラーゴ・ツリーカクタスが絶滅したという話で、キューバ北部やバハマといったカリブ海諸島にはまだ自生している。
それでもポスレー氏が危惧するように、残ったサボテンが安泰だとはとても言えないだろう。
キーラーゴ・ツリーカクタスは、ツリーという名が伝えるように、高さ6メートルを超えることもある樹木のようなサボテンだ。