ブツブツの集合体を極端に怖がるトライポフォビアは人類の進化と関係しているかもしれない (2/4ページ)
トライポフォビアも進化における適応戦略に端を発している可能性があるというのだ。
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photo by iStock■ トライポフォビアが生じる理由を2つの仮説で説明
今回の研究では一貫して、かなりの数の人がトライポフォビアであることがわかっている。
これは特定の視覚刺激に対する生来の、おそらくは生存に適応するための反応であることを示しており、2つの仮説が成り立つそうだ。・危険動物説
この仮説は、トライポフォビアは危険な生き物を避けるのに適した進化の副産物だと言うものだ。
特定のヘビやクモなどたくさんの有毒な生物は、穴がたくさん集まったブツブツした気味の悪い模様をもつものが多い。
ブツブツ模様や有毒生物の画像は、気持ち悪いと嫌悪する神経反応を引き起こし、生来の回避メカニズムを発動させる。
私たちの先祖にとって、こうした危険動物をいち早く察知して回避できたことが生き残りに有利に働き、こうした能力が世代を超えて受け継がれてきたのかもしれない。
有毒生物によく見られるブツブツ模様を目にすると、脅威を感じる視覚情報の自動処理と関わる神経反応が増加することはわかっている。
こうした自動反応は、嫌悪感が私たちの神経回路に深く根づいていて、有毒生物が深刻な脅威となる環境で生き延びる確率を高めるために、それらを回避するよう進化した可能性がある。
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photo by iStock・皮膚疾患回避説
2つ目の仮説は、トライポフォビアは感染症を避けるために進化した反応だというものだ。