空飛ぶ勇姿を見たかった…幻の日本海軍機・仮称H式艦上戦闘機はいかに開発されたのか【日本航空史】 (3/4ページ)
何とかならんか」
「この状態からですか?一からやり直せって言うならともかく……」
「せっかく作ってもらったのだから、全否定ってのも失礼だろう。そもそも一からやり直すほどの予算も日程もないのだ」
それではまぁやってみましょう。でもあまり期待しないでくださいよ?……と言ったかどうか、愛知航空機の三木鉄夫(みき てつお)技師はH式艦上戦闘機の改良に着手しました。
が、やはり元の形状が形状なので、大した改善を見ないまま納入することになります。
まぁ案の定と申しましょうか、結局H式艦上戦闘機は不採用となってしまったのでした。
採用されたのは中島飛行機の三式艦上戦闘機(G型艦上戦闘機)
ちなみに三菱航空機が試作した鷹型試作艦上戦闘機(たかがた~)も不採用となります。
最終的には中島飛行機のG式艦上戦闘機(ジーしき~)が採用、三式艦上戦闘機(さんしき~)として実践配備されたのです。
この三式艦上戦闘機は機体の浮揚能力を最小限に抑えることで軽量化を図ったものでした。
要するに愛知航空機と三菱航空機は浮揚能力というポイントを重視し過ぎたことが仇になったようです。
「100 点を目指そうとするから、そういうことになるんだよ。