見えない絆の残酷さ。「パパやらなくていい」の本当の意味【海のはじまり#3】 (3/4ページ)

マイナビウーマン

悲しいものは悲しいって吐き出さないと」

すると、今まで満面の笑みを仮面のように崩さなかった海の顔が曇り、ぽろぽろと泣き始めます。

弥生は夏の言葉を静止して、海に寄り添い、「頑張って元気にしてたんだもんね。えらいよ」とハンカチを差し出すのですが、海はそれをスルーして夏に駆け寄り抱きしめます。

一般的な対応は弥生側で、こんな辛い感情を無理に子どもから引き出す必要はないのではと感じてしまいます。

でも、母である水季をよく知る夏であり、父だからこそ分かる、「海の本心」や、「こういう時にどうしたら苦しさが軽減されるのか」の正解が夏の対応だったのでしょう。

過ごした時間はほぼ同じなのに、優しい言葉で包んだ弥生ではなく、辛い現実を突きつけた夏を選んだ海。

ここでもまた、弥生が大きな疎外感を感じ、外野であることを意識するのです。

そして2話まで海を抱きしめられなかった夏ですが、今回はきちんと抱きしめ返していました。少しずつ、海のパパが始まってきた瞬間が見えるシーンでした。

■「パパやらなくていい」の本当の意味

海に「パパいつ始まるのって聞いてくれたけど、パパになってほしいってこと?」と尋ねた夏。それに対して「ううん。パパやらなくていいよ。でもいなくならないで」と返します。

もし海が「パパをやってほしい」と答えたら、夏の意思ではなく、責任感から夏は「パパになる」と答えることを見越しての断りだったのでしょうか。本当はパパになってほしいけれど、水季と同様に、パパになる時は自分の意思でなってほしいと思っての、あえての「ううん」だったのかもしれません。

また、「いなくならないで」と言うフレーズも大きな意味がありそうです。

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