アメリカの先住民はなぜ、カホキアの都市を放棄したのか?その謎がますます深まる (1/4ページ)
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現在の米イリノイ州にあった、かつて繁栄を極めた古代都市「カホキア」の突然の放棄は、歴史学者たちを長い間困惑させてきた。
西暦700年ごろから、数百年に渡るわたる栄えある時代を経て、1450年頃から市民たちが次々と立ち去っていった背景には何があったのだろうか?
これまで、深刻な干ばつにより農作物が作れなくなったことが原因とする説が有力だったが、新たな研究によって、またしてもその疑問が深まることとなった。
・なぜアメリカの先住民はカホキアを放棄したのか?
現在のイリノイ州コリンズビルに位置していた「カホキア」は、西暦700~1500年くらいの間、米国中西部や南東部に広まったミシシッピー文化の中心地だった。
ところが、およそ2万人近く(5万人という説もある)の住民があるときを境に、忽然といなくなってしまった。人々の人生を変えるほどの劇的な事件が起こったとのでは?と考えられた。
この大量脱出の原因として、これまでは深刻な干ばつによる広範囲にわたる作物の不作があげられていたが、米国土地管理局とワシントン大学の新たな調査によって、そうではないことが指摘され
カホキア人は食料基盤になるものはほかにも多様にあることを知っていた。カホキアは、かつてメキシコ以北の北アメリカ最大の都市だったとされていた。
つまり、カホキア周辺の耕作地は干ばつなど気候変動に耐性があり、彼らが必要とする食料はほかにも生産できた可能性があったということだ
ヨーロッパ人が入植してくると、彼らは巨大な土塁を建造して定住した。この種のものとして最大級のモンクス・マウンドが残っている。