マヨネーズが核融合の安定性問題を解決する鍵となる (2/5ページ)
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ヘルマンズのリアルマヨネーズ ・核融合における問題点「レイリー・テイラー不安定性」
「慣性核融合」とは、燃料(ここでは水素の同位体)を満たしたカプセルを一気に圧縮・加熱することで核融合反応を引き起こすプロセスのことだ。
極端な高温・高圧によってカプセルが溶けてプラズマが形成され、それによってエネルギーが発生する。
ここで1つ大きな問題なのは、プラズマによって流体力学的な不安定性が生じ、それによって作られるエネルギーが減ってしまうことだ。
「レイリー・テイラー不安定性」と知られるこの不安定性は、接触する2種類の物質の密度が異なり、その密度と圧力の勾配が逆方向であるとき、物質同士の間で生じる。
そこでまるでマヨネーズの出番となる。このマヨネーズには柔らかい金属のような性質があり、そのおかげで、レイリー・テイラー不安定性が生じるタイミングを割り出すうえで便利なツールになってくれるのだ。
バナージー教授は、マヨネーズを使用する理由について、「それが固体のように振る舞うが、圧力勾配を受けると流れ始めるから」と説明する。