マヨネーズが核融合の安定性問題を解決する鍵となる (4/5ページ)
上段から、実験開始時、弾性・塑性移行閾値時、実験終了時点のもの / image credit:Turbulent Mixing Laboratory/Lehigh University・夢の核融合発電は実現するのか?
こうした知見は、核融合に使用するカプセルの設計に役立つほか、核融合カプセルが不安定になることを予防する鍵となる。
ただマヨネーズは実際の核融合カプセルとまったく同じものではなく、物性値が桁違いに異なっている。そのため、今回の実験から実際の核融合カプセルがどうなるのか正確に予測することは難しいようだ。
なおバナージー教授らが取り組んでいる問題は、核融合発電を実現するうえでの課題の1つでしかないとのこと。「私たちは研究者の大きな輪の1つの歯車にすぎません」と同教授は話す。
それでも夢のエネルギーを実現するためには、1つ1つ着実に課題をクリアしていくのが一番の近道に違いない。
この研究は『Physical Review E』(2024年5月15日付)に掲載された。