一羽の兎が怪異を惹き起こす!平安京を襲った大火災の原因は殺された兎の怨霊だった?【光る君へ】 (3/3ページ)

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なぜ兎は殺された?

打ち殺された兎(イメージ)

というエピソードが藤原実資『小右記』に記されているのですが、そもそもなぜ使部らは兎を打ち殺してしまったのでしょうか。

その動機について当人たちの記録は残っていないため、推測するよりありませんが、おおむねこんなところかと思われます。

一、食糧にしたかった。

一、毛皮が欲しかった。

一、死穢によって仕事を休みたかった。

一、単なる娯楽・気晴らしのため。

一、死体を投げ込んで嫌がらせをしたかった。

後ろの三つは特にロクでもないですね。

死穢にふれると一定期間謹慎しなくてはならないため、それで仕事が休めます。

他人宅に死体を投げ込めば、同じ理由で嫌がらせもできるでしょう。

考えつく限りを並べてみましたが、せめて食糧や毛皮など、生きるために必要な殺生であって欲しいと思います。

終わりに

炎上する甲斐守邸(イメージ)

今回は一羽の兎を打ち殺してしまったため?に、大火災が発生したエピソードを紹介しました。

『小右記』にはあっさり書かれていますが、火災で焼死してしまった人々もいることでしょう。

平安時代には他にも様々な生き物が怪異を惹き起こしているので、改めて紹介したいと思います。

※参考文献:

倉本一宏『平安京の下級官人』講談社現代新書、2022年1月

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