自分のことが嫌いだった少女が俳優になるまで。内田慈が明かす「人生の原動力」 (1/5ページ)

マイナビウーマン

自分のことが嫌いだった少女が俳優になるまで。内田慈が明かす「人生の原動力」
自分のことが嫌いだった少女が俳優になるまで。内田慈が明かす「人生の原動力」

取材・文:渡邊玲子 撮影:洞澤佐智子 編集:杉田穂南/マイナビウーマン編集部

現在公開中の映画『お母さんが一緒』で、江口のりこさん、古川琴音さんと三姉妹を演じている内田慈さん。実は、内田さん自身も「3つ違いの三姉妹」という共通点がある。

「慈」と書いて「ちか」と読む。芸名なのかと思いきや実は本名で、「厳格な教育指導をする父がつけてくれたこの名前から解放されたい」との思いから、なんと芸名を「内田地下」にしようと考えていた時期もあったのだそう(周りに大反対され、ギリギリのところで思いとどまったとか……)。

■家を飛び出し始めた“家賃2万5000円の4畳半風呂無しアパート”生活

「私は三姉妹の末っ子で。三姉妹みんな漢字一文字で、音(読み)は二文字なんですよ。末っ子ゆえ、特にあれこれ試行錯誤の上でつけてくれたようなんですが、文字通り『慈悲深い』とか『慈しむ』といった意味合いが込められていて。ことあるごとに父から『名前負けしないようにね』って言われていたので、私の中ではプレッシャーでしかなくて……。自分のことが嫌いだったので、演劇を始める時に名前を変えたいと思っていたんです

そう話す内田さんは、舞台を始め、数々の映画やドラマで活躍されていて、自分の好きな道を邁進しているように映る。でもじっくり話を伺ってみると、抑圧された環境から家出同然で抜け出し、20代半ばごろまでは、「阿佐ヶ谷の家賃2万5000円の4畳半風呂無しアパートを拠点に、バイトで食いつなぎながら小劇場の舞台に立つ日々を送っていた」というから驚かされる。

「父は塾講師をしていたこともあって、教育に関してはとにかく厳格だったんです。だから私は何をやるにしても『どうせダメって言われるんだろうな』って、端から諦めがちでした。しかも、『ここは空気を読んでこうしとくか』みたいに、三女だからバランスを見てしまうところもあって。常に自分の感情を押し殺して生きている感覚がありました。でも、学生時代に演劇と出会って、初めて、ありのままの自分を認めてもらえた気がしたんです。

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