破廉恥が過ぎる!四人がかりで稚児を辱めた平安貴族たちの男色エピソード【光る君へ 後伝】 (3/4ページ)
「いやぁ楽しんだ楽しんだ」
「しかしそろそろ飽きてきたな」
「少し趣向を変えてはどうだろうか」
という訳で、今度は乙犬丸に命じて、五節所の陪従(べいじゅう)や童女に通嫁させました。
要するに自分たちはもう疲れたから、今度は乙犬丸に夜這いをかけさせ、その様子を鑑賞しようと言うのです。
まったく外道としか言いようがありません。乙犬丸は連中に対して、何か逆らえない弱みでも握られていたのでしょうか。
父が止めても馬耳東風もちろん、こんな事を誰もが見逃す訳はありません。
「バカもん、ただちにやめんかっ!」
彼らを叱りつけたのは藤原資平(すけひら)。資仲の父で、藤原実資の養子です。
しかし彼らは馬耳東風、まったく耳を貸しませんでした。
「ほっといて下さい。我々は楽しんでいるだけであって、水を差されては興醒めではありませんか」
楽しむどころか、もはや乙犬丸は心身ともにボロボロだったのではないでしょうか。
その後も必死に叱りつけるも効果がなく、資平は自身の日記『春記(しゅんき)』に、
「一族の心ではない(≒とても血を分けた一族とは思えぬ、罰当たりな振る舞い)」
と書き記したのです。
ちなみに当時、実資は83歳でまだ存命でした。この頃にはもう日記『小右記』は書いていませんが、もし孫たちの暴挙を知っていたら、筆をとらずにはいられなかったでしょうか。