『SIX BEATS TO HEAVEN』神楽の魂と美しさを未来に伝える。二人のアメリカ人監督が描く、心揺さぶるドキュメンタリー映画の誕生! (3/10ページ)
こうして、『SIX BEATS TO HEAVEN』の制作が本格的にスタートしました。二人のアメリカ人が抱いた願い、それは「この神楽の美しさを後世に伝える作品をつくること」。そして、「この映画を通じて、国内外の人々に神楽の魅力を広く知ってもらい、伝統文化を守り続ける人々の想いを伝えたい」というものでした。
◆ 『SIX BEATS TO HEAVEN』とは
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=m60cYLie17g ]
『SIX BEATS TO HEAVEN』は、神楽をただ「記録」するだけの映画ではありません。観る者にまるで目の前で神楽を観ているかのような臨場感を届けることにこだわり、撮影手法やインタビューに工夫を凝らしています。
◇ 神楽の舞を間近に感じるカメラワーク
映画の中で、ビリーとクリスチャンが特にこだわったのはカメラワークです。通常、祭りで神楽を観る際、観客は舞台からある程度距離を取るものですが、この映画では舞手にぐっと近づいて撮影しています。舞手の繊細な動き、額に滲む汗、衣装の美しさ。これらを細かく映し出すことで、神楽の持つ「生(なま)」の迫力と美しさを観客に感じてもらえるようにしました。ビリーは、カメラを通して「神楽を舞う人々の魂の一部を、観る者の心に届けたい」と語っています。
◇ インタビューで浮き彫りになる地域の想い
映画のもう一つの大きな特徴は、神楽団や神職の方々へのインタビューです。制作を開始して約2年が経過する中で、ビリーはこれまで毎年訪れていた神楽団だけでなく、様々な神楽団の方々からもお話を伺うことができました。