『SIX BEATS TO HEAVEN』神楽の魂と美しさを未来に伝える。二人のアメリカ人監督が描く、心揺さぶるドキュメンタリー映画の誕生! (4/10ページ)
それぞれの神楽団には独自の背景があり、団員の減少や若者へのアピールといった課題に向き合いながらも、伝統を未来へと繋げるために努力しています。
特に印象的だったのは、どの神楽団も「自分たちの地域の神楽を未来に残したい」という共通の想いを抱えていたことです。『SIX BEATS TO HEAVEN』では、こうした地域の人々の生の声を通じて、観る者に「神楽って何なんだろう?」と考えさせる、そんな作品に仕上げることを目指しています。
◆ “ブラザーズ紫” -二人のアメリカ人監督とは
ここで、この映画を制作する二人のアメリカ人監督をご紹介します。ビリーとクリスチャン、彼らはどのような背景を持ち、どのような想いで神楽に向き合っているのでしょうか。
◇ ビリー・フォックス(Billy Fox)
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ビリーは、ニューヨークで劇団の音楽監督兼作曲家として活動していました。劇団「Kitsune Ensemble」では、日本の神話や伝統をテーマにした作品を手掛け、ジョン・F・ケネディ・センターやナショナル・ギャラリー・オブ・アートなど、数々の舞台で公演を行ってきました。また、アジアン・カルチュラル・カウンシルや国際交流基金からの助成金を受けて、日本文化に関するプロジェクトにも携わるなど、日本文化への深い造詣を持っています。
映像作品の分野でも、これまでに600以上の脚本のストーリーコンサルタントを務めるなど多彩な経歴を持ち、受賞歴のある長編映画『DELHI IN A DAY』のリライトも担当しました。さらに写真家としての顔も持ち、日本では神楽や祭りを中心に撮影を行っています。