約6000年~5000年前の大昔、縄文人は舟をどう造ったのか?クジラ漁など縄文時代の生活と「海」の関わり (2/3ページ)
当時の人々は、火縄をうまく使って巨木を利用していたのです。
貝塚から分かる食生活次に貝殻についてですが、潮干狩りにいちばんいい季節は、春の大潮のときといわれますね。縄文人も、このベストシーズンを知っていたようです。
その根拠は、発掘された貝塚にあります。そこに残された貝殻を調べると、その貝が採られた季節がわかるのです。
その判断材料となるのは、貝殻の縞模様です。この縞模様は成長線と呼ばれ、樹木の年輪と同様にその貝の成長の跡を示しています。よって、それを子細に調べれば、その貝の生涯がわかるのです。
そこで日本中の貝塚の貝殻の成長線を調べたところ、縄文人は春から初夏にかけて貝を採っていたことが判明しました。縄文人は貝の旬を知っていたのです。
ちなみに、貝塚で見られる貝はハマグリ、アサリ、シジミ、ハイガイ、マテガイ、サルボウ、カキ、キサゴ、アワビ、アカニシ、ツメタガイ、イボニシなど20種類以上もあります。
クジラやマグロまで…そして、縄文人はクジラまで獲っていたことが明らかになっています。能登半島の真脇遺跡からクジラの骨が発見されているのです。
真脇遺跡は半島の先端から内海に入った入り江の奥にあり、約6000年~2000年前まで縄文集落が存在していました。その集落跡地から、ゴンドウクジラをはじめ、カマイルカやマイルカなどの骨が大量に発見されているのです。