最終回まで残り3話…道長を捨ててはばたくまひろ。「光る君へ」史実を基に11月24日放送を振り返り (5/6ページ)
永年倫子に仕えた彼女だからこそ書ける物語。藤式部とはまた違った魅力が、千年の歳月を越えて愛されています。
平安貴族のお作法:ミスを指摘する時は?
頼通「老害たちがミスばかりするのに、なかなか引退してくれません(要約)」
道長「そういう時は激しく非難していじめ抜き、出勤拒否を誘うのだ(要約)」
頼通「父上じゃあるまいし、そんなえげつないこと出来ません(要約)」
道長「バカもん、それが政治というものだ……(要約)」
現代語に直すと、かなり残念感が増しますね。しかし現代も似たようなものですから、彼らを笑ってばかりもいられません。
ところで平安貴族が相手のミスを指摘する時、激しく非難するなんてはしたないことはしなかったようです。
ではどうするのか?直接言うのではなく、合図を出して当人に気づいてもらうというお作法がありました。
その一例が咳唾(がいだ)と弾指(だんし)。読んで字のごとく「咳(せき)払い」と「唾吐き」、そして「指を弾く」という意味です。
咳払いは分かりますが、唾を吐くのはいただけませんね。実際に唾を吐くのではなく、要するに舌打ちでした。
指を弾くとは、現代で言う指パッチン。儀礼の最中、厳かな空間に指パッチンが響き渡る光景は、なかなかシュールですね。
後は「目配せ」。これは当人に気づいてもらうと言うより、仲間同士のコミュニケーションに用いられました。
(おい。