めんどくさい女の超高度テク続出!? ゆずに学ぶ“メンヘラ彼女”にならない方法【未恋~かくれぼっちたち~#3】 (3/3ページ)
■“普通”に憧れる女と“普通”が怖い女
「ゆず先生は、なにを望んでいる?」と健斗に聞かれた時、ゆずは「普通。普通の人みたいに、笑って暮らしたい」と答えていました。その一方で、かつてのみなみ(愛希れいか)はいちばん怖いものを聞かれて「普通」と答えていた。
おそらく、ゆずは“普通”じゃないからこそ“普通”に憧れて、みなみは“普通”だからこそ“普通”じゃない人間になりたかったんだと思います。
現段階では、みなみは健斗とゆずの恋路を邪魔する存在にはなっていません。ヤキモチ焼きのゆずが、一方的に嫉妬心を露わにしているだけ。しかも、ちりがみくんオタクのみなみは、ゆずのことが大好きなんですよね。
みなみが、「顔ちっさい!」「かわいすぎる!」などと素直に褒めてくるところも、一枚上手って感じがして、ゆずをイラつかせるんだと思います。
また、小説家を目指していた健斗に、編集者になるきっかけを与えたのがみなみだというのも、第3話で明かされた新事実。小説のアドバイスをみなみに求められた時、健斗は「自分のなかで何かが動いた」ように感じたらしいです。
みなみも、当時の健斗との関係を「つながってた、とは思う。笑うポイントが同じ、くだらないニュースに怒るポイントも同じ。健斗の心とつながってた、とわたしは思う」と振り返っていました。
みなみは、「人のために時間は使うんだけど、それは自分のためみたいな……」と健斗の性格を分析していましたが、それって今の仕事が“天職”ってことですよね。でも、やっぱり自分で何かを生み出したいと思った経験がある健斗は、どこかでモヤモヤを抱えながら仕事をしているのかもしれません。
「健斗はどうしてそんなに働くの?(みなみ)」「会社員だから。暇が怖い。暇が怖いとしか、言いようがない(健斗)」「暇になると、自分と向き合っちゃう? 小説書かなきゃって思っちゃう? 向き合えばいいじゃない。好きなんでしょ?(みなみ)」というみなみとのやり取りが、もう一度もう一度“自分が本当にやりたいこと”と向き合うきっかけになるのでは? と思っています。
(菜本かな)