愛されフルーツ「ナシ」の歴史は想像以上に古かった!その起源と歴史を解説【中編】 (2/3ページ)
樹齢100年を超える鳥取県の梨の樹「百年樹」(Wikipediaより)
棚栽培の大きなメリットさて、ナシの「棚栽培」は日本独特の栽培方法で、江戸時代のはじめに三河(現在の愛知県)の医師が考案したとされています。
江戸時代の棚は木や竹を縄で編んで作られていましたが、現在のナシ棚は金属のパイプや針金で作られるのが主流です。
ナシを棚で栽培する理由はいくつかあります。
まず、台風対策です。果実の収穫時期が台風の多い時期と重なるため、実が風で落ちないように枝を棚に結びつけなければなりません。
また、ナシには立っている枝を棚につけると花がつきやすいという性質があります。それに加えて、棚栽培によって収穫時に脚立などを使う必要がなくなり、剪定がしやすくなるというのも大きな理由です。
さらに、棚栽培なら果実の周りの葉の当たりもよくなりますし、果実が揃って大きくなります。