好きなことは仕事にしない方がいいのか。夢を諦めた編集者の葛藤【未恋~かくれぼっちたち~#5】 (1/3ページ)
※本コラムは『未恋〜かくれぼっちたち〜』第5話までのネタバレを含みます。
■「好きなことは仕事にしない方がいい」とよく聞くけれど
みなさん、「好きなことは仕事にしない方がいい」と言われたことはありますか? 「好きなことが仕事になったら、息抜きができなくなっちゃうから」とか、「趣味が仕事になるとしんどいぞ〜」とか。そういうアドバイスをする人の大半は、好きなことを仕事にしてない人だと思うんですよね(わたし調べ)。
ちなみに、わたしは好きなこと(=ドラマ)を仕事にしています。ライターになるのは、「幼いころからの夢だった!」というわけではなく、流れでたどり着いた感じですが、いまとても幸せです。
これは、「ドラマ観ていると、仕事してるみたいな気分になっちゃう」と思うんじゃなくて、「好きなことしている時間が仕事につながるなんて最高じゃん!」というマインドで生きているからかもしれませんが……。
『未恋〜かくれぼっちたち〜』第5話は、サブタイトルにもあるように「好きなことを仕事にできていますか?」と問いかけてくる回でした。
まず、小説家になる夢を諦めて、編集者の仕事をしている健斗(伊藤健太郎)は、みなみ(愛希れいか)に「そもそも、漫画好きなの? 健斗は、今のこの仕事、好きでやってる?」と聞かれた時、「好きじゃない。好きじゃないことを仕事に選んだ。好きじゃないことを仕事にした方が、うまくいくんだよ。仕事に感情移入したって、判断を見誤って……」と答えていました。それに対して、みなみは「くだらねぇ、ほんとくだらないよ」とわりとガチで怒っていましたよね。
おそらく、みなみは自分自身にも「くだらねぇ」と言いたかったんじゃないかな? と思います。小説家になりたいという夢を持ち、新人賞も獲ったことがあるみなみ。でも、「作品が世に出て、みんなが見て、好きなこと言って、そんなつもりじゃないのにってことも言われて、でも何も言えなくて、言う方法もなくて……」と途中で夢を諦めてしまった。