大河『べらぼう』実在した花魁「花の井」が五代目「瀬川」を襲名!美しく男前…その魅力に迫る【前編】 (6/6ページ)
けど…任せたぜ 蔦の重三」
ページ数を減らし、最新の情報を集め、何度もレイアウトをやり直しを繰り返し、やっと刷り上がった蔦重版の吉原細見『籬(まがき)の花』。
九郎助稲荷に供えて「売れますように」と手を合わせる蔦重のもとに、花の井がやってきます。
笑いながら、「これを付け加えてほしい」と差し出した書き付けには「花の井改瀬川」と書かれていました。話題を作り蔦重の作った細見が売れるよう、花の井は妓楼・松葉屋で代々続いていた「瀬川」の名前を継ぐことにしたのです。
『[新吉原細見]/籬乃花(安永4, 1775年)』(江戸東京博物館所蔵) 出典: 国書データベース,https://doi.org/10.20730/100450858
名跡襲名は大きなニュース。当然ガイドブックもよく売れます。
「男前だな お前」という蔦重。ドラマの視聴者もまったく同じことを感じたことでしょう。
「いつもありがとな」の蔦重の言葉に振り返り、「吉原を何とかしたいと思ってんのはあんただけはない。だから礼には及ばねえ。けど…任せたぜ 蔦の重三。」のセリフがなんともかっこよかったですね。
【後編】に続きます。
日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan