大河『べらぼう』で花魁・花の井が実在した「五代目 瀬川」を襲名!美しく男前…その魅力に迫る【後編】 (4/6ページ)
下総国小見川(現在の千葉県)出身で、誰もが振り返るほどの美貌の持ち主であったことはもちろん、書画、俳諧、さらには易学にまで精通していた才媛として知られています。豪商・江戸屋宗助に身請けされるも、28歳という若さで亡くなってしまいました。
ドラマはちょっと異なる設定のようですが、いずれにしても代々続いている花魁の名前を次ということは、生半可な覚悟ではできないでしょう。
ところで、蔦重に「花の井改瀬川」の書き付けを渡し、九郎助稲荷に蔦重版の吉原再見『籬の花』の大ヒットを願って手を合わせる花の井の指先が、きれいなピンク色に染まっていたのに気が付かれましたか?
以前も見かけたのですが、今回は手を合わせるところがアップになったので気がついた人も多かったようです。
この時代、武家公家商家の一部など上流階級の女性や、吉原の花魁などは紅爪と言う植物の花からつくられた紅を現代のネイルのように塗っておしゃれをする人もいたそうです。
シンプルに花の井がおしゃれだからと見ることもできますが、昔から「爪を染める」行為には願いが叶うようにと想いをこめるなどの意味もあったとか。
瀬川の名前を背負う覚悟を決め、蔦重の成功を願う花の井の気合いの入ったおしゃれなのかもしれません。
「まかせたぜ。 蔦の重三」
「吉原を何とかしたいと思ってんのはあんただけはない。だから礼には及ばねえ。けど…任せたぜ 蔦の重三。