江戸っ子に人気の「大根神社」?江戸時代の痕跡を探し東京・浅草を歩く (1/3ページ)
江戸といえば浅草、浅草と言えば浅草寺ですが、その近くに江戸っ子に人気だった隠れた名所「待乳山本龍院[まつちやまほんりゅういん](待乳山聖天)」を知っていますか?
大根と巾着の意匠が有名な寺で、歌舞伎役者もこぞって参詣したといいます。
一見すると神社に見えますが、実は浅草寺の支院で正しくは「待乳山本龍院」といいます。
その創建は縁起によれば、推古天皇九年(601)夏、旱魃(かんばつ)のために人々が苦しみ喘いでいたときに、十一面観音が大聖尊歓喜天に化身してこの地に姿を現し、人々を救ったため、「聖天さま」として祀ったといわれる。
で「聖天」とは何かと言いますと、「十一面観音菩薩を本地仏とし、仏法を守護し仏道を行ずる人々を守護する天部の一人」です。
本地仏とは、神仏習合思想の一つで、神道の神々は実は様々な仏となって日本の地に現れた(権現ごんげん)とする考えです。

